最近、良くショアジギングに行くんですが、砂浜からのショアジギングは何百回と投げるうちに波打ち際でラインが摩耗して不意にプッツンしてサヨナラってことは誰しもが経験すると思います。
プッツンすると糸の抵抗がないため遥か彼方まで嫌がらせかのようにすっ飛んでいくジグを眺めながら、あーライン結のめんどくせーって溜息を付くことでしょう。
10年の思い出
昔はルアーフィッシング用のPEラインも今ほどクオリティが高くはなくて、良くプッツンしては旅立っていったわけなんですが、そんなプッツンの魔の手を逃れて10年以上、詳しく覚えてないですがたぶん中学生くらいの頃から使ってるメタルジグがあります。
名前すら覚えてなかったんですが、この前たまたま釣具屋で見かけて思い出しました。たぶんスキルジグです。
元々は銀色のカラーだったのですがクリアが劣化して渋い金色になってしまいました。
こいつはハンドメイドライクでクリアーが厚くていくら投げても塗装が剥げないのでお気に入りです。お気に入りなんで投げてる率も高いし、今まで沢山の魚を釣ってくれたので、プッツンしてしまう前に写真にとって記念に記事にしようと思いました。
道具は使い続けると魂が宿る
趣味を続けているとよくあると思うんですけど、こういう長いこと使った道具というのはとても愛着がわきませんか? 趣味に限った話じゃなくて日用品の時計とか財布だってそうです。「大切に扱われたモノには霊が宿る」とまでは言いませんが、この愛着ってのはもったいないを始めとする日本人のモノを大切にする精神が根底にあるのかもしれませんね。
このメタルジグだって、本来は塗装されただけの鉛の塊にしか過ぎません。でも、その鉛の塊で沢山の魚を釣り、10年以上手元にあることで愛着もわき、こいつを使って釣れた魚の話を一晩中でも語れるわけです。いや、さすがに一晩中は無理か。
使い込んだ道具はそれはもはや普通の道具じゃなくて、たくさんの思い出の詰まった宝物なんです。「旦那の趣味の道具を捨てたらおかしくなった」そんなコピペを見たことがありますが、捨てたのは趣味の道具じゃなくて、想い入れのあるたった一つの記念品なんですよね。二度と取り返すことはできないんです。俺だったら頭がおかしくなって死ぬ。
きっとこのジグがなくなった時、深い悲しみに包まれちゃうんだろうな。
“思い出の詰まった10年戦士” への2件のフィードバック
最近、ブログ拝見させて頂いてます。そのお気持ちよくわかります。これからもお大事になさってください!
ブログ見て頂いてありがとうございます!初コメントなのでとても嬉しいです。
ショアジギ動画の時のシイラもこいつが釣ってくれたので頼りになるやつです。
ラインチェックをこまめにして無くさないよう大切に使います!